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防犯セキュリティ ガラス破壊対策
ガラスの種類
フロート板ガラス
最も一般的で使用頻度の高いガラス。
厚みは2oから最大19o迄あり、住宅サッシにおいては3o厚が多く使用されている。
防犯性能はあまり期待できません。
型板ガラス
ガラス自体に型模様が入っており、光を通しながら視線を遮る機能を持っています。
透視性は、ガラスまでの距離と型板模様の種類によって異なります。
4o厚が最も多く使用され、フロート板ガラスと同様、防犯性能はあまり期待できません。
網入板ガラス
火災時に延焼を防止する目的で、金網が封入されています。
厚みは6.8oあり、一見頑丈そうに思われがちですが、
破壊した後も飛散せず金網は容易に切断できるため、防犯性能はあまり期待できません。
強化ガラス
フロート板ガラスを加熱・急冷し、強度を高めたガラスです。
特徴としては割れにくく、割れた場合ガラス全面が粒状になり安全性の高いガラスといえます。
その反面、防御力を失うため、防犯性能はあまり期待できません。
複層ガラス
2枚のフロート板ガラスの間に中空層を設け、断熱性能を上げる構造になっています。
防犯性能としては上記のガラスに比べると、
ガラス周辺がシールドされているために破られにくいものの、防犯性能を期待できるレベルではありません。
合わせガラス
2枚の板ガラスの間に特殊フィルムを挟んで一体化し、飛散防止に優れた構造。
樹脂中間膜の厚みを増すことで、防犯性能を向上させています。
30ミル(通常特殊フィルムの約2倍の厚み)、約0.76o厚の中間樹脂膜を持った合わせているガラスのため、防犯ガラスと称されています。(種類:60ミル、90ミル)
合わせ複層ガラス
合わせガラスとフロート板ガラスの間に中空層を設けた構造で、
合わせガラスの利点と複層ガラスの利点を兼ね添えたガラスです。
非常に高額ではありますが、組み合せによっては防犯性に優れ、
断熱(結露防止)防音にも優れたガラスとなります。
ガラス破壊対策
ガラス破りの対策としては、防犯ガラスに取り替えることが最善の対策と言えます。
種類は3種類(中間層:30,60,90ミル)あり、
どのレベルで施すべきかとなると、最終的には金額に委ねるところが多分にあると思われます。
予算に応じた防犯対策というには抵抗がありますが、これも世の常・・・。いたしかたないことでしょうか。
防犯ガラスのもう一つ対策として、防犯フィルムがあります。
防犯性能の点から、補助錠の併用をお勧めします。
通常のウィンドウフィルム厚は約50ミクロンで、防犯フィルムとして市場に出ているのはペット厚約175ミクロン位からで、
上限は500ミクロン以上のものもあります。
防犯効力をより多く求めるには、ペット厚350ミクロン以上をお勧めします。
防犯フィルムは、ポリエステル樹脂の多層構造により、より高い強度を実現しています。
一概に防犯ガラスと対比することはできませんが、
防犯フィルムのペット厚350ミクロンが防犯ガラスの30ミル仕様と同等の性能があるのではないかと思われます。
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